山下医科器械で働くということ
代表取締役社長 山下 尚登
1977年アロカ(東京入社)。78年に山下医科器械に転じ、82年福岡営業所長。
90年常務、94年専務を経て97年に代表取締役社長に就任。
1955年1月24日生まれ、長崎県佐世保市出身。熊本大学工学部卒。
社長インタビュー
すべての従業員にとって、
その一生をかけて悔いのない会社たること
昭和44年に佐世保の本社が火事で丸焼けになったことがありました。私が中学3年生の時です。その際、お客様やメーカー様にはご支援をいただき、当時の社員の皆さんには、本社の再建に尽くしてもらいました。当時、佐世保本社の社員はもちろんですが、長崎支店や島原営業所の社員も一生懸命に本社を支えてくれたと聞いています。その出来事がきっかけとなり、社員を大切にしよう、得意先やメーカー(仕入先)はもちろん銀行や税務署も・・・私たちは社会の一員として、地域の医療に貢献することによってステークホルダーから信頼される会社でありたい。 そういった思いで、約50年前に5つの基本方針が作られました。
その基本方針の一番目に「すべての従業員にとって、その一生をかけて悔いのない会社たること」がありますが、従業員を大切にするという方針を最初に掲げるという会社は50年前には少なかったのではないでしょうか。
全ての社員に長く勤めてもらって、山下医科器械にいて良かったと思ってもらえるのはとても嬉しいことです。
人材についての考え方
医療に関わる仕事であり、その先には患者様の命がかかっていますので、仕事には真摯に取り組まなければなりません。まずは「誠実」であること。そして人生において直面する困難も前向きに捉えて立ち向かう人。想いや熱意を外に出す、内に秘めるなどいろいろな性格があっていいと思いますが、若いなりにしっかりした軸を持っている人が望ましいです。そういう人こそが社会や情勢の変化に対応できると思います。
今後会社が目指す姿
親会社としてヤマシタヘルスケアホールディングスがあります。トータル・メディカル・サポートで地域医療に貢献する山下医科器械に加え、近年ではDX新技術を活用した新たな製品・サービスの開発・提供に取り組む事業会社を設立するなど、新規事業の展開を行っています。一方で、医療技術も目覚ましく進化を続けていますので、「これまでの医療」と「これからの新技術」を掛け合わせ融合させ、新たなものを生み出していきたいと思います。そして、山下医科器械だけでなくグループ全体で、新しい時代においても発展と進化を続けていきたいと考えています。
社内見学
福岡本社オフィス
福岡本社は福岡市内中心部・中洲川端駅直結のビル内にオフィスを構えています。エントランスにはアロマを焚き、コミュニケーションラウンジを設けるなど、来訪された方や社員が快適に過ごせるような空間を作っています。
九州各拠点の事業所
長崎県の佐世保で創業した当社。現在では沖縄を除く九州各県に支社や営業所を設けています。医療機関への医療機器・材料の安定供給と細やかな営業活動を行うため、各地域の主要な医療機関や交通要所から好アクセスの立地に構えています。
ビジョンの共有
価値観や個性が多様な社員が集まる企業が持続的に成長するためには、会社が大切にする価値観や目指すべき方向性を共有することが大切です。当社ではクレドカードや掲示物を活用し、企業理念をはじめとする方針の浸透を図っています。